”シュウマツ”まで待てない。
2017年 06月 17日
”週休3日制にする”という企業が増えているらしい。
人材確保の一環だという話なのだが・・・・・。
だが、よくよく話を聞いてみると呆れてしまう。
勤務日数が減ることで生じる給与所得を補うための副業・アルバイトを認めるというものだ。
他での副業やアルバイトを前提として休日を与えることが労働者の為になるという発想がすごい。
”週休3日”じゃ、ないじゃん。
休みの日に他でアルバイトさせて、経営者はこれで休暇を増やした心算でいるらしい。
”中抜き休憩”と同じで、経費削減の一環ですかね。
労働者を馬鹿にするのも、そろそろ止めて欲しい。
「君は会社の心配をしろ、君の給料の心配は私がする」
嘗てのGM経営者、アルフレッド・スローンの言葉である。
これが言えてこそ経営者だと思える名言だ。
因みに、ピーター・ドラッガーの本の中で見つけました。
何なんだったんだろうな「ドラッガー・ブーム」って。
日本の社会・経済の現状に対して、経営者は一体、何がやりたいのか?
脈絡がつかめない。
今、示されている経営者たちの努力では、日本の社会・経済は良くならないよ、きっと。
それもそのはず。
日本は、ほぼ確定的に終わっているのだろう。
すでに”終末”を迎えています。
それも、結構前から。
2017年の「東京モーターショー」に、ビッグスリー(米自動車大手3社)がそろって不参加。
3社の国内市場での「売る気」が疑問視されそうな気配とあったが、そもそも、ここ数年の日本での自動車販売台数は低迷し続けている。
新車販売はリース・ローンがメインだし、長いスパンで見て販売台数が好調を示しているのは軽自動車である。
ビッグスリーにとっては日本市場にはPRする価値がないのだろう。
トランプ大統領の指摘の通り”非関税障壁”の問題もある。
ジリ貧の日本の消費力では、ビッグスリーにとって市場として魅力を感じないことの方が憂えるべき事態だ。
見捨てられているのは、こっちの方。
日本の現状ではビッグスリー以外のテスラ・モーターズなどが売れて貿易不均衡が解消されるか、さもなくば・・・・・。
日本にアメリカ製品を消費する余力がない場合、貿易不均衡がどのように解消されるかを想像すべきだろうさ。
日本でアメ車が売れない場合の方が、恐ろしいことになりそうな気がしませんか?
GDPを牽引してきたのは実は輸出産業ではなく国内消費。
それを知らずにアベノミクスに浮かれていた人たちの転落が始まりつつある。
ZOZOのCMなんか、かなりヤバい。
”ツケ払い”を前面に押し出し、嘗ての上品さなど微塵も感じさせない。
”国内最大級のサイト”がこれである。
「輸出好調」「株式高騰」なのに服買うはずの奴らが、金持ってねぇ。
ホント「チーズはどこへ行った?」ならぬ「お金はどこへ行った?」である。
もうねぇ・・・・日本はねぇ・・・・とっくにねぇ・・・・息切れしていてねぇ・・・・あとはねぇ・・・・もう倒れるばかりなの。
by wasteyourtime
| 2017-06-17 00:00
| 社会